「なんでここにいるの?」 暗闇から声がした。 優しい声……あいつ? 「なんで泣いてるの?」 泣いてる? オレが? なぜか足が冷たい。 目を開けるとそこにはルイがいた。 「なんで?」 オレはびっくりして彼女に聞いた。 「知らないよ。うちが聞いてんの」 上半身を起こしあたりを見渡すと、大嫌いな学校がぐるりと建っていた。 それより可笑しいのはオレがいた場所。 浜辺だ 透き通る水が足元を濡らしていた。 波はなく、太陽に照らされてキラキラしている。