オレは学校の屋上に立っていた。

 またか……これは夢

学校の屋上に立っているはずなのに、背後は森。
目の前には海が広がっている。
孤独だった。

 どこにいてもオレはこんな感じだ

 もう起きよう

落ちれば良い。落ちれば起きる。

最初は楽しい夢でも現実に戻ったら虚しさだけが残る。

だからか、オレの夢は孤独だった。

 そろそろ時間だ

「待って!」

女の声が聞えてきた。

 もう遅い、さよならだ