《先生と僕》〜タイムトラベルスイッチ〜

僕は、公園のベンチに寝そべりながら、ズボンのポケットに無理矢理ねじ込んであった、ハガキサイズで厚さ2〜3cm程の【タイムトラベルスイッチ】を取り出し、じーっと眺めた。











一旦、10年後の未来に帰って、また今度【タイムトラベルスイッチ】を使ってここに来ようか…。







もう少し、この世界にいて、また亜由香に会えるチャンスを待とうか…。











僕は、何気なく【タイムトラベルスイッチ】を裏返し、機械の後ろ姿を見てみた。











……ん!?










機械の裏側に、白いネームシールのような物が貼られていた。









なんだ?これは…。








機械の表側ばかり見ていたから今まで気が付かなかった。










よ〜く見ると、小さ〜い字で何か文字が書いてある。









小さ〜い字だけど、この達筆な字はじいちゃんの字だ。









シールには









《使用限度2往復まで》












と書かれていた。











えぇっ!?



この【タイムトラベルスイッチ】は2往復までしかできないの!?