“ あなたが、10年後の未来から来た人だった…って知ったのは、あなたが未来へ帰った後だったけどね!




私が引っ越した後…



新住所を教えたにも関わらず、あなたから一向に手紙が来なくて、私、寂しかったんだよ。



だんだん不安になってきて、「私のこと忘れちゃったのかなぁ?」「具合でも悪いのかなぁ?」「あのまま、また家に帰ってなくて、何かあったんじゃないか……」と、色々考えちゃった!



そこで、気持ちが抑えきれなくなって、私は前に住んでた街を一人で訪ねた。



でも、どこを探してもあなたはいなくて。

もしかしたら、もう自分の家に戻ったのかな?と思って…。




私は……思い切って、奏人の家へ行ってみたの。