あたしと男が出会ったのは夏

太陽がアスファルトに照りつけ

手にはタオルを持ったサラリーマンが

あちらこちらにいた

あたしはガラスの向こうの街を

ぼーっと眺めていた

「遅れてごめん」

彼氏がやってきた

あたしは無言で

彼氏の隣にいる男を

じーっと見つめた

「あ、こいつ俺の友達」

彼氏が紹介してくれた