「あれ?朱裡って堅斗と付き合ってたの?」
「ちーちゃん!?そんなわけないじゃん!!」

「えー!!私聞いてないよ!?」

「りっちゃんまでぇ?」



その日はそのままみんなとバイバイして1人で夜道を歩いていた。


『朱裡って堅斗と付き合ってたの?』


そんなわけないじゃん…


付き合えるわけないじゃん…


なんで…
なんでこんなに辛いんだろ


「堅斗君のコト…好きだから?」


駄目だ


こんな自分があの人を好きになっちゃ駄目なんだ。


お願い…


これ以上

私の心の中に入って来ないで



「好きだから」