私は怖くなってお母さんに相談する事は出来なかった。


「お母さん…ちょっと1人で居たいんだけど」

「…そうね、じゃあ」

パタンとドアを閉めて私はベッドに寝っ転がった。


私…

私はどうしたいんだろ


トクン トクン

微かに分かる気がする

命の鼓動


『生きたい』


「…そうだね」


私も…

私も産みたいよ


私は心に決めた。


もう一度ドアを開けてお母さんの居る居間へ向かった。