「夕菜早く~」
あたしを呼んでるのは、真由佳。小学校からの心友で家も近い。あたしたち、今日から西部高校のピカピカの1年生。
「夕菜、本当に遅いと置いてくよ~」
「まってー」
そんなこと言ったってしょうがないじゃん。制服がうまく着れないんだもん。

そんなこんなできた学校。    うわぁ、人多っ。玄関には、
    1-C 日下部夕菜
    1-E 山田真由佳
「クラス離れちゃたね」
ショック。いままでずっと一緒だった真由佳とはなれちゃうなんて…
「でも、また遊びに教室、来るよ」
「うん」
そう言って別々に教室に入った。
うわー。 やっぱり教室は、うるさい。はぁ…
「…な,夕菜」
振り向くと中学で一緒だった美咲だった。
「どうしたの?」
とんちんかんなあたし。 
「どうした?じゃないいよ。一緒んクラスじゃん。」
あっ、きずかなっかった。でも、知ってる人いてよっかった~
「美咲、夕菜。」
そこにきたのは、奈津で、
「2人も一緒だったんだぁ」
「「うん」」
やっぱりこのクラスいいかも☆
そこへ
「席に着け」
担任登場。
「ぼくは、今年はじめてここに来た、みんなと同じ1年生。高原純。よろしくなー」
なんか楽しいような、面倒なような…まあいっか。
面倒な入学式も終わり、真由佳と一緒にかえった。
一人さみしい我が家へ