「ん?」 「流夏にとって家族って、 血が繋がってるか、 繋がってないかなの?」 あたしは 黙り込む。 「もし、そうだとしたら それは違うよ」 「家族って 人生を共にした人たちなんじゃない? 自分の傍にいつでもいて 支え合って生きてきて」 「血が繋がってるとか 繋がってないとか 関係ないんじゃないかな?」