「でもいいな…和也さんとデート」

「デートって…兄妹だし、それに一緒に行動するつもりないし」

「でも、いいじゃん~和也さんうちの学校でもめっちゃ有名人だし♪」

その妹ってだけでも羨ましいよ。と付け足す。

そうか?と呟き

アイスコーヒーを口に含む。

「あッ、じゃあ奈々架、兄ちゃんの代わりに一緒に横浜、行こうよ」

そう提案。

「えー…和也さんに悪いよ」

「大丈夫だって」

「てか、勉強あるし。無理っしょ」

なんか、現実に引き戻された気分。

「だ、よね、、」

「てか、もうそろそろ行く?」

「だね」

あたしたちは、

店を出た。