どうしようもなく醜い どうしようもなく弱い どうしようもない あの子が死んだ事に私は 悲しみよりも 罪悪感を感じ 悲しみ続ける佳乃に 辛く当たった 佳乃は私にとっていつの間にか 罪を浮き彫りにさせる それだけの人間になっていた 最後のライブの後 私は別れを告げるつもりだったが 気付けば佳乃を抱きしめて 口づけを交わしていた