大嫌いなアイツ





「…怪我しても知らねぇーぞ??」



「…それはこっちのセリフ。」


駿は¨ふっ¨と笑い殴りかかってきた。






―――バキッ



―――ボコッ






あたしは華麗によけ


逆に隙を見て駿を殴った。





「………いってぇ………」



駿は腹を抱えて倒れている。





「……うわっ……弱っ……



怪我したのはやっぱ駿だったね」



あたしは笑った。


目の奥は笑ってないけど。





「……お前…何者だ??」



「…知らねぇの??

なら教えてあげるよ。





あたしは美王組の総長……







…………美龍だよ…………」







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