「乗れ」




でっかいバイクの後ろに乗るように促された。



まだ不機嫌そうな瑛斗は自分のヘルメットをアタシの頭に乗せると、バイクを出発させた。





不機嫌ながらも優しさを忘れない瑛斗にキュンとして。



今日はちゃんと瑛斗に捕まってみたり。




「良くできました。」




後ろを少し振り返って言った瑛斗はたまらなくカッコ良くて、ドキドキしっぱなし。





瑛斗はどう思ってるかわからない。


玄関で抱きしめてくれた時、
今日は一緒にいてやるって
言ってくれた時、





ドキドキしてたのはアタシだけ?