「あ……」




そこにいたのは、橘瑛斗だった。




ミルクティー色の髪が太陽に輝いてキレイだった。





「……橘くん」




「…お前、空になりてぇの?バカ?」




「…なっ、バカって何よ。言っただけじゃん!!」



「の割には顔、本気だったけど?」



バカにしたように笑われて、少しイラッとした。




「ってか、学校来てんじゃん。」




「来ちゃ悪いかよ?」




「そんなこと言ってないし!」




なんだよ、こいつ。
すっごいムカつく……!!