「付き合ってるわけないじゃん~!!」 同じように笑顔で返すと、真顔に戻った2人。 「勘違いするほど仲が良いって言ってんの」 「気を付けなよ。男の子ばっかりといたら、嫌われるよ。」 「…え、あの、そんなんじゃ……」 弁解もできないくらいの冷たい2人の視線が突き刺さった。 「ごめん……」 涙をグッとこらえて教室を出た。 気付けば屋上の扉の前に立っていた。