「美愛?帰るぞ~!」 「え?あ、うん…!」 カバンを持ったあっくんが、アタシの頭をポンッと叩いて横を通り過ぎて行った。 あっくんの後を追いかけて、階段を下りた。 気分は全然のらなくて……でも、みんなでいる時はテンションを上げてないとダメな気がした。 大丈夫、大丈夫。。 もうこんなことを言われるのは慣れてるから。 気にしない!! 少しモヤモヤした気持ちを抱えながら帰宅した。