― ピンポーン 勇気を出してインターホンを押してみる。 既にもう泣きそうで、唇をグッと噛んでこらえる。 「はい」 低い声とともに、ガチャっと扉が開いた。 「……美愛」 「瑛斗……ごめん。…あのね、…」 「中、入るか?」 「う、うん。」 瑛斗の家の中へ入り、ソファーに座るように促された。 そして瑛斗は、アタシの正面の床に腰をおろした。 「で、話って何?」 少し冷たい言い方に、涙がジワリと滲んで視界が歪む。