外はすっかり気温も低くなって、冬らしくなった。



学園祭も無事、終わった。
3年は全部の行事が終わって、受験勉強のため学校を休む人も出始めた。



アタシも3日後に試験を控えていて、
少しドキドキしていた。



「美愛~。1人?」



教室で瑛斗を待っていたアタシに龍が話しかけてきた。




「うん。瑛斗、山ちゃんに呼び出されたから待ってるの」




「そっか。美愛、試験もうすぐだろ?」




「あと3日だよ~…!」



「体調気を付けろよ。最近、顔色悪くね?」