そんなアタシとは裏腹に、ツンっとした表情で睨んでくる後輩ちゃん。 「すっごい連絡したのに」 と、すごく不機嫌ということは初対面のアタシでも分かるくらいの表情。 「悪い。先に教室行っててくれるか?」 「わかった。」 「何かあったら連絡しろ。」 アタシの返事を聞かずに瑛斗はその後輩と屋上へ行ってしまった。 チラッと後ろを振り返ると、瑛斗の腕に絡みついている後輩と目が合った。 すぐに前を向き、ため息を1つ吐いて教室に入った。