「……悪い?」 「俺には関係ねぇから」 「じゃあわざわざ言わなくても良いじゃん!!」 「お前もわざわざ気にすんなよ」 「………やばい。殴りたい。」 一言、一言が本当にムカつく。 殴りたい気持ちが沸々と込み上げてきて、自然と拳を握りしめてしまう。 初めて会った時と同様に、この人やっぱりムカつく。 「じゃ、殴られる前に帰るわ」 鼻でフッと笑って扉へと向かう橘くん。