「ごめん……あの、何か、よく分かんない……」 っていうのが精一杯だった。 「ごめんな」 謝ってきたひーちゃんに、また抱きしめられた。 すぐに離れたひーちゃんは少し微笑むと屋上から出ていった。 完全に頭が真っ白で、教室に戻る気も起こらなくて、屋上に寝転んだ。 あー、もう学校やめたいよ。 空を見上げてると涙が出てきた。