「甘い優しさ」


雨の匂いが好きだと

いつかの言葉がこだまする


優しさばかりを求めていたね

あなたにわがままばかり

繰り返してた

傘の中の優しさ

甘えたくて いつも

傘を忘れたフリをした



わざと 水が撥ねるように

音をたてて 大きく歩く

バカみたいな行動の私

優しい笑顔で見守るあなた

きっと すごく 不釣り合い



わかっていたから

わがままばかり

甘えてばかり



そんな私の心ぜんぶ

お見通しなあなたは

今日も笑顔で傘を差し出す