「疑えばよかったんだ」


無邪気すぎた季節なんて

遠い過去でしかないのに

何を期待していた?

愛されるとでも?



綺麗すぎる笑顔に

優しすぎる手に

私は何度も騙される



まるで 愛のようだと

幻のような

夢のような

ふわふわした世界

ただよう匂いは甘すぎて

いまにも窒息しそう

疑うことをできなくさせる

かすかに浮かぶ不安だって

気の迷いだと 誰かが・・・



疑えばよかったんだ

あの時に

後悔ばかり 繰り返されて



それでも 私は

ずっと なんて

思ってしまうんだ