「いつだってそうだ」
笑顔が見たくて。
ふさけていただけ。
まさか。
本当になるなんて。
誰も思いはしないでしょ?
愛しているなら。
証拠を見せてよ。
あの山に登って。
とってきてよ。
かぐや姫の残した、不死身の薬を。
言った言葉は。
ちょうどそのとき。
読んでいた物語。
わがままなお姫さま。
気取ってみたの。
富士山のてっぺん。
燃やされた薬。
でも。
残っているかもしれないでしょ?
だから。
欲しいな。
不死身の薬。
あなたと永久を手に入れたいな。
だって。
本当。
冗談だよ?
だって。
笑っていたでしょ?
おかしそうに。
なのに。
なんで。
こうなるの?
私のわがままはいつも。
誰かを傷つけることしか、できないらしい。



