それから数日後。



仕事から帰り、忙しく夕食の支度をしていると自宅の電話が鳴った。



「寛人、お母さん今手が離せないから電話出てくれる!?」



「わかった! もしもし、風間です。…………はい、お母さんに代わります…」


次男の寛人が青ざめた表情で電話をキッチンまで持ってきた。


「……お母さん…警察からだって…」



警察!?



慌てて電話を取る。



「お電話代わりました。風間ですが…」



あたしは警察から話された内容に愕然とする。







夫が…



交通事故で亡くなったと…