服を脱ぎ、ふと左胸に目をやった。 成瀬さんが付けた赤い証がくっきりと残っている。 あたしの心臓へ直に彼の熱を入れられたように、その熱は血液と共に体中へ甘く流れていくように思えた… 高鳴る気持ちを静めるように、あたしはゆっくりとシャワーを浴びた。いつも使っているトワレと同じ香りのボディローションをたっぷりと、いつもより念入りに体中へ馴染ませる。 …また彼に抱かれることを期待している…