「でもぉ 力君 どんなの好きなんだろぅ?」

「はははぃ?」

いきなり、力也の名前が出てきたから間抜けな声で…一気に眠気も覚めた


力也?あのチャラ男??


「何? ひとみ今何て言ったん?」


「だからぁ 力君の好みぃ」

「力君て吉川力也?」

「当たり前じゃん!力君て一人しかいないよぅ」

「ひとみ吉川君が好きなん??てっ言うか…あんた彼氏いるやん!昨日は彼氏に寂しぃ逢いたいぃ て…泣いてたやんかぁ」

「えっ?直人?直人は彼氏力君は…恋人とか…?」


「それに、ここって…なんでもありだよ!たった3ヶ月の恋愛!!楽しまなくっちゃ 3ヶ月したら又みんな何事もなかったように全国に帰るし… ひとみも!ねっ!あ・そ・び」


「それより 気になってたんだけどぉ…結て…ここに来た日、翔ちゃんに見惚れてなかった?もしかして恋しちゃったぁ?それなら、ひとみ応援するぅ!結頑張れ」
  
私は戸惑った…
でも好きとは違う気がして… 
ただ見つめずにいられなかった…だけ

それに私には彼氏がいた…
それも一年後に結婚する…優しい一馬

「えっ?違うし ちょっと男前だったから見てただけ! てっ嘘 あんなでかい声だしてからびっくりしてん」

私は咄嗟に嘘をついた…
ひとみごめん…

「そぅかぁ?ひとみ、翔ちゃんの幼なじみぃ 翔ちゃん年上の彼女に振られてさぁ…何か落ち込んでたんだよねぇ でも今はラブラブの彼女いるよぅ⌒幸」

えっ? そぅなんだぁ 彼女いるんだ…

み・ゆ・き…

ちくりと胸が傷んだ…


私どうかしてる…