PiPiPi…

携帯のアラーム音で私は目を覚ました。


「おはよぅ―!結ぃ!」


「おはよう…」

 
「ぷっ! 結ぃ?」


「…何?」


「すごいかよ! その頭…!」


「…ん?」


「ライオン丸!!」

「ライオン丸…?」


鏡に映る私の頭はライオンのように広がり収拾のつかない状態だった。

「きゃ― 何これ!!?」