俺様☆姫様★王子様 【完】



なんか情けねぇ。



ドキドキドキドキ……



あー、マジうるせぇ。
眠てぇのに寝れねぇだろぅが!


俺の体を抱き枕みたいにしてしがみついてるせいで、さっきから心臓が……。




「……れ…ん…すきぃ……ムニャムニャ……」



お、おい!?
この態勢で好きとか言ってんじゃねぇ!

こっちが恥ずかしくなんだろぅが…///

しかも、れんって。
俺の事?
……いや、正確にはテレビの俺なんだろうな。

本当の俺は嫌われてるんだろうし。


なんか虚しいぞ、俺。


そんなにテレビの俺が好きなのか?
本物が此処にいんだけどなぁ。


左に姫華を抱きながら、右手で髪をかきあげる。


時間を指す物が無い部屋の窓からは、朝日が昇っていくのが見えた。



カーテンの隙間から差し込む朝日に照らされた、姫華の少し茶色い髪に触れていると、いつの間にか眠りに堕ちた。