「ありがとうございました~!」 ウィーン――… やっと念願のビールとつまみを大量に買った俺は、早足で寮へ帰る。 なんか忘れてるような……。 なんだっけ? 思い出せねぇ。 思い出せねぇならたいした用じゃ無いって事だろ。 とにかく俺はビールが飲みたいんだ!! 何回通っても謎になる、俺の部屋へ続く螺旋階段を軽快に駆け上がる。 ポケットを探って鍵を出した。 カランッ ん? なんか落とした? 落とした物を見て、さっき思い出せなかった事を思い出した。 これ……渡してやんなきゃなんねぇんだった。