真っ白な手摺りを握りながら、松倉先輩の後をついて階段を上っていく。 カンッ…カンッ… 階段しかない空間に、二人のローファーの音だけが響いてる。 天井から差し込む光が少し眩しい。 なんか天国へ続いてるみたいでちょっと神秘的。 このまま一番上まで行くのかと思ったら、その手前で止まった。 「此処が508号室に出る扉よ。」 そういって松倉先輩は、これもまたわかりにくい、白い扉を開けた。