俺様☆姫様★王子様 【完】



ふわりとやわらかくあたしを包む蓮の香り。


「…ウッ……れん…」




蓮とサヨナラして、要くんに頼ろうとした。

要くんの気持ちも知らないで。
きっとたくさんキズつけたよね。



どこまでも無神経な自分に腹が立った。

蓮がダメなら要くんにって。
…たぶん少し考えてしまってたんだよね。


あたし、

最低だよ…。




そんなあたしが蓮のとこに戻れるの?

いいの?


また蓮に甘えてもいいの?








そんな複雑な心境で蓮の腕の中で泣くあたしは、きっと矛盾してる。


だけど、止めどなく流れる涙をどうすることも出来なかった。