だから、蓮の手をほどいて要くんの手だけを握っていようと思ったのに―――… するりと要くんの温もりが、あたしの手から消えた。 要くんを見上げるあたし――… もう一度要くんの手をとろうとすると 「姫華ちゃん、ダメ」 何言ってるの……要くん。 「この手は俺じゃ幸せに出来ないよ、残念だけどね」 「なんでよ…要くん……あたし要くんと一緒に帰っ「ダメ。姫華ちゃん?無理して俺と居なくて良いから」 笑ってる? それとも泣いてるの? 要くん、凄く不自然な笑顔だよ。