俺様☆姫様★王子様 【完】





聞き直さなきゃ良かった。


………ううん、違うね。


向こうはきっと気づいてる。


だってさっきあたしは、みんなの注目を集めたんだし。


その証拠に、レンもこっちを見てるから。



「マジやべぇって!超カッコイイ!!俺、ちょっと挨拶してくるわ!」


「ちょっ、待ってよ!!」


何故か興奮気味な要くんは、あたしの声も聞かず、レンのテーブルへ小走りしてしまった。



あぁっ、

もうやばいんだってば!

要くんと付き合ってると思われちゃうじゃない!


どうしよ、どうしよ…




って。


なに焦ってんのよ。

あたし達はもう別れてるんだから別に関係無いじゃない。


レンにどう思われようと関係ないよ。


だけど……


あたし、見ちゃったんだよね。


レンの向かい側に座ってる人を。