俺様☆姫様★王子様 【完】



み、み、み、見ないで下さい!


目を合わすことに堪えきれなくて、あたしは俯いた。


「姫華…ちゃん?……」

俯いたまま、コクコクと頷く。


お願いだから見ないでって!

そして話しかけて来ないで!


あたしが密かに祈ってる事なんか知るわけもない要くんは、席を横にずらしてあたしの目の前に移動してきた。


もぅ~っ!

綾女ちゃんが心配そうな目してるじゃない!


「どっかで聞いたような……」


「は?」


「や、ごめん。勘違いみたい。姫華ちゃんのが可愛いし♪」


なっ!!

何を言い出すかと思えば!

この人絶対遊び人だ!


爽やかに笑う要くんの蒼い瞳が光った。


その時

「そこぉ!自己紹介!」


なにっ!?


琉奈と仲良さそうに喋ってた男のコが、突然あたし達の方を指差して言った。