俺様☆姫様★王子様 【完】




「ねぇねぇ、5人じゃないの?」


隣の綾女ちゃんにそっと耳打ちしてみる。


すると、それが聞こえてしまったのか、綾女ちゃんの向かいに座ってた男のコがこっちを見た。


「ごめん、1人撮影で遅れてんだ」


「あ、そうなんですか。すいません」


なんだ、来るのか。

ちょっと抜けれるかと思ったのに。

あたしは答えてくれた男のコに会釈してから、琉奈をちらっと見た。



………。

スッゴい楽しそうに笑ってた。


つんつん


綾女ちゃんが肘であたしをつついてきた。


「どうしたの?」


「あの人とあんまり話しちゃダメだよ!」


「何で?」


「琉奈お気に入りの要(カナメ)君。やっぱりカッコイイよね…さすがメンエクだよ」


「何?」


聞き返すと、綾女ちゃんは驚いた顔であたしを見た。


「まさかメンエク知らない!?」


「……う…うん。男のコの雑誌とか見ないし」


今度はもっと小さな声で言った。