俺様☆姫様★王子様 【完】





ツー…ツー…ツー…




終話ボタンも押せずに、携帯を耳にあてたまま、床にへたり込んだ。



「蓮っ……」



どうしてそんなあっさりと切るの?

昨日あんなに優しかったじゃない。

今朝だって……





あぁ

違うね…


あれはフリ。

優しい彼氏のフリ。


だから人目に付くところを嫌わなかったんだ。


本物の彼女を隠すためのカモフラージュ。


そうよ、あたしは蓮にとって都合のいい女だったんだ。