俺様☆姫様★王子様 【完】








「ここだよ!」



琉奈ちゃんに連れられて、雑貨屋さんに着いた。


寮から歩いて5分くらいかな。

駅前の商店街の一角にあるその建物は、絵本から出てきたみたいにメルヘンちっくで、凄くあたし好み。



さっきまでわくわくしてたのに。

部屋を出るまでは楽しみで仕方なかったのに。



なんか素直に楽しめない。


蓮の手を振り払ってしまった罪悪感?





「どうしたの?早くおいでよ!」


扉を開けて、琉奈ちゃんが笑顔で呼んでる。


「うん」


もう一度頭を左右にブンブン振って、お店に入った。




蓮の事なんて考えるのやめよう。