今朝話して以来、休み時間の度にあたしの席に来る琉奈ちゃん。
あたしの席は窓際の一番後ろ。
放課後になった今、窓から見えるグランドは、サッカー部の男の子達が集まり出している。
「さ、帰ろっか!あ、今日駅前まで出ない?」
身支度を済ませた琉奈ちゃんが当たり前のように来る。
「予定なんてないし、いいよ!」
鞄を持ちながら立ち上がって答えた。
そう、入学してから蓮以外となんて出掛けた事なんかないあたしは、基本部屋に居るから。
「じゃあ、決まり!」
「どこ行くの?」
「駅前にかわいい雑貨屋さんがあるんだ!姫華ちゃん好きそうなラブリーな感じ♪」
「うそぉ!行く行く!急ごっ!」
あたしが好きそうな感じだって♪
琉奈ちゃんあたしをわかってくれてるんだ!
早く雑貨屋さんに行きたくて、急いで寮に戻った。

