触れただけで熱を帯びる唇。 またあたしの頭の中が麻痺しかけちゃう。 意地悪なことを言う癖に、それを発する唇はとっても優しい。 茶色くてサラサラした前髪が、あたしの顔にかかってくすぐったいよ。 嫌だと思っていた筈の蓮のキス―――。 気付いたらあたしの心は少し跳ねてる気がした。