俺様☆姫様★王子様 【完】




「そんな顔してると襲うぞ?」





結構です!!!

襲わなくていいです!!


嫌な予感がして、ギュッと目を閉じて肩を竦めた。


誰か助けて~;;
あたし襲われちゃう!!


だけどあたしの心の声なんて聞こえる筈も無く、追いうちをかけるように続ける。



「このまま此処でエッチなことしちゃおっか♪」



目をつぶったまま、あたしは顔をぶんぶん左右に振った。


やだやだやだやだ!

ぜーったいイヤ!!



「む、無理ですから。」


「キッチン嫌か?やっぱベッド派?」


いや……派とかの問題じゃ無いでしょ?

あたしはなんとか回避しなきゃ!
必死でこの悪魔と戦う決心したの。


「キッチンでもベッドでもしません!
あたしそんなにお手軽な女の子じゃないの!」


そうよ!

あたしはすぐに体を許しちゃうような女の子じゃないもん。


っていうか、15年間彼氏すら居ないのに、そんなことしたこと無いんだからね!



「そうなの!?お前処女?」


「え?どうしてしってるの?」


「今自分で言っただろ。15年間彼氏すら居ないのにそんなことしたことないって。」


「へ?」



マジでぇぇぇぇぇぇ!?


あたし心の声をホントに声に出して喋ってたの?

最悪だよ……。