俺様☆姫様★王子様 【完】





※※※※※





しまった!


爆睡しちゃってたよ!



目を覚ますと、部屋は真っ暗になってて何にも見えない。


しかもソファーにもたれてたみたいで、微かに蓮の息がかかってる気がする。


だけどはっきり感じるのは、繋いだままの手の温もり。




少しずつ目が慣れてきて、蓮の顔がぼんやりと見えてきたんだけど。




……目、開いてますよね。

っていうよりも、めちゃくちゃ見てません?





ドキドキ




一瞬にしてあたしを支配した、胸の高鳴り。

だけど視線を逸らすことが出来ないんだ。

暗くったってわかる。

凄く優しい目で見てるんだもん。


ドキドキを隠すように、あたしはなんとか声を出す。


「ご、ごめんっ!こんなとこで寝ちゃってた!…ね、熱は?大丈夫?」



吃るし、不自然な喋り方になっちゃったよ。


「余裕。お前のおかげだな、サンキューな。」


まさかお礼を言われるなんて思ってもいなかったから、余計に胸の苦しさが増した。


だけどそんなあたしの胸の内を見透かしたように、蓮はニヤッと笑う。



「つかお前さぁ、いつまで握ってんの?」



繋いでる手に視線を落とす蓮。

あたしは恥ずかしくなって急いで手を離した。