そんなことを考えながら、どうすることも出来ないで、お茶を飲もうとキッチンへ。
……と思ったら、ソファーで寝てる蓮の手があたしの腕を掴んだ。
高熱のせいか、手が凄く熱いよ。
キッチンへ向いていた視線を、蓮へと落とす。
いつの間に起きたの!?
蓮は充血した赤い目をして、こっちを見てた。
「……ここに、いて?」
きゅん
捨てられた仔犬のような目で、そんな台詞言わないでよ。
ずるい。
目尻を下げて消えそうな声を出す蓮が、あんまり可愛いから、きゅんってなっちゃったじゃない。
「手……繋いでて?」
きゅん
ほらまた。
もしかしてわざとしてるの?
だけどホントに高熱だし、心細いのかなと思って、布団から出てる右手をそっと握った。
「……サンキュ…」
一言だけ口にして、また目を閉じた。

