俺様☆姫様★王子様 【完】



そんなことを考えながら、どうすることも出来ないで、お茶を飲もうとキッチンへ。



……と思ったら、ソファーで寝てる蓮の手があたしの腕を掴んだ。



高熱のせいか、手が凄く熱いよ。



キッチンへ向いていた視線を、蓮へと落とす。


いつの間に起きたの!?


蓮は充血した赤い目をして、こっちを見てた。




「……ここに、いて?」




きゅん




捨てられた仔犬のような目で、そんな台詞言わないでよ。


ずるい。


目尻を下げて消えそうな声を出す蓮が、あんまり可愛いから、きゅんってなっちゃったじゃない。



「手……繋いでて?」







きゅん








ほらまた。



もしかしてわざとしてるの?



だけどホントに高熱だし、心細いのかなと思って、布団から出てる右手をそっと握った。


「……サンキュ…」



一言だけ口にして、また目を閉じた。