その後もベッドシーンについて喋ってたけど、正直言って俺は全く聞いてなかった。
そんな紗耶の話なんかどうでもよくて、早く寮に戻りたい。
なんでそんなに帰りたくなるのか、自分でもよくわからない。
だけど俺は早く寮に帰りたい。
あいつ、今何してっかなぁ。
もぅ飯食ったかなぁ。
って……;
これが奏が言ってた、恋ってやつなのか?
なんか、確かめたくなってきた。
そして思い付いたのは、調度目の前に居る紗那を抱きしめてみる事だった。
ぎゅうっ
「いやん♪レンってば大胆ね!」
あほか。
そんな俺の思惑も知らずに頬をピンクにしてる紗耶。
勘違いすんな、実験だ。
「すみません、急ぎますんで♪お疲れ様です♪」
俺の笑顔に騙されて、ピンクにしたまま手を振ってる。
ま、いっか。とりあえず解放されたし。

