Never say good-bye

ただ違ったのは、咲季が家に居ない事。


「お帰り」
って出迎えてくれる人が居ない事。


咲季が生きててくれるだけでいいそう思えた。


刻々と、時間は過ぎ、2ヶ月まであと20日になっていた。


咲季には余命告知はしていない。



病院を訪ねると、元気な咲季の姿があった。


「よっ!」


「大翔」


「何かして欲しいことあるか?」


咲季は黙り、モジモジして言った。


「大翔……。エッチしょ?」


そいいえば、ずっとしていない。実を言うと、俺もしたかった。何で言えない。

「咲季は激しい運動をしたらいけないんだ。また発作が起こる。」


「大翔お願い。あたしもう長くない気がするの。人生後悔したくないって思ってる。」


「咲季は死んだりしない」

「それは、嬉しいけど現実は違う。楽しくて幸せな人生だったら悔いなんてのこらない。あたしが大翔を愛している証拠をつくりたいの。」