Never say good-bye

俺は覚悟を決めた。


もし咲季が助かったら。


脳に重い障害が残っても見捨てない。


何があっても幸せにするって約束したから。








咲季の手を精一杯の力で握りしめ、名前を呼び掛けた。



すぐさま処置室へ運ばれた

1時間後。咲季の両親が駆けつけた。




ただ祈ることしかできなかった。


どうか助けてほしい。



あの笑顔。


あのぬくもりを奪わないでほしい。


一新に願った。