Never say good-bye

―翌日―

大翔と2人でウチの両親に挨拶に行った。



2人とも泣いて喜んでくれた。大翔が学生の間だけ毎月10万円支給してくれるらしい。



一番大事なのはなんと言っても『結婚式』。


まだ学生のあたしたちはお金が無い為結婚式は、しない事になった。


それでもよかった。


だってこれで大翔の妻になれるんだもん。



ずっとあたしの物だもん。


指に光る婚約指輪を見ながらのろけていた。



マンションでの生活はのんびりしていて、てっきり検査を忘れてしまう程だった。



これが後に命取りになるとは、知るよしもなかった。