Never say good-bye

目が覚めた時、白い天井が見えた。


これが〜天国〜。



「あの…。大丈夫ですか?」



男の人の声!


えっまだ死んでなかった。



起き上がると沢山の人が周りに集まっていた。



「大丈夫ですか?」


「あの…あたし…」


すると、高校生と思われる男性が

「ちょうど、こっちに来たら人が倒れてて、すごい汗だったからここに寝かせて…。僕の両親医者だから大体の応急処置はできるから。多分貧血だと思います。病院行ったほうがいいですよ。おくりましょうか?」


「えっ?」

一気に話されすぎて理解できなかった。


「大丈夫です…。すみません。ありがとうございました。ご心配おかけしました。」


「本当に大丈夫?」


「はい。ありがとうございます。」


あたしは、すっと立ち上がり荷物をまとめ図書館を後にしょうとした。




後ろから誰かが近づいてくる。


「あの。携帯落ちてましたよ。」


振り向くとさっきの男性だった。


「ありがとうございます。何度もすみません。」


少し沈黙が流れ、


「あの…名前教えてくれませんか?」