Never say good-bye

咲季のパワーは計り知れない。


お前はサイコーの女だ!



すぐに咲季に伝えたくて電話をした。


「プルプル〜!」


ちょうどこの時あたしは絵を描いていた。


学校で美術の課題が出されてたことをすっかり忘れていた。


多分…

課題は、自分の好きな物?だった気がした。
人でも、物でも何でも良かったような気が。


まぁやるだけいいか。と思い描き始めた。


まず浮かんだもの、それは大翔の顔だった。


鉛筆を手に取り輪郭から描きだす。


目を閉じ大翔を思い浮かべた。


シャープな顎。


キリッとした眉。


くっきりとした鼻。


あたしを何度も、呑み込んで、


あたしの傷を見た瞳。


柔らかくてマシュマロみたいな唇。


優しい口づけに何度励まされたことか。


あたしは、大翔の全てが好き。


言葉にならないくらい好き。


絵を描きながら、今までの思い出を振り替えっていた。