大翔と会うのは3日ぶり。
この前は30分位しか会えなかった。

待ち合わせは駅前のクリスマスツリーの前。

「ちょっと早く着きすぎたかな?」

待ち合わせ時間より20分早く来てしまった。

外は寒い。何てったってクリスマスだから。

寒いのは苦手。

5分位経った頃から体が震えてきた。

「どうしよう…。」

病気の関係で寒い所暑い所に長く居すぎないように言われていた。

体の震えは止まらない。

だんだん息が荒くなってきて、その場にしゃがみ込んでしまった。

「ひ・ろ・と…。」


「咲季!」


顔を上げると大翔だった。

「どうした?大丈夫か?」

どんどん意識が遠くなっていく。


………。


「あっ…。」


パッと目が覚めた。

こんなになったの二回目だったな。



初めて会った時もそうだった。